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ドラマ「大地の子」で見た貧しい家、それが今も生活の場

  中国をバスで移動する時、その見るからに貧しい粗末な建物をよく目にしました。

  初めて中国を訪れた「桂林」の郊外、一人参加で、隣に話す人もいないわけで、バスの窓外にずっと目を走らせていたのですが、 道路沿いには煉瓦造りの壊れかけたような建物、汚れた下着のシャツ姿の人々、けっして豊かではない生活が垣間見えてます。

  山間の道路に入った頃何気に、中国っぽい景色を見ていると、小さな小さな煉瓦を積み上げた建物が目に入りました。
ほんとに小さくてボロボロで、昔の建物が空き家になってほったらかしになってるのかな?そう思い込んだのです。
  そして、思い浮かべたのは、何年か前にNHKで放送され、俳優の上川隆也の出世作ともなったドラマ「大地の子」です。 生き別れになった妹が亡くなる時に登場した貧しい家、あれがこんな感じだったのかもしれないな(?)などと思いながら、そのままバスの中からその建物を目で追っていると、建物の脇に洗濯物が干してあるのに気付きました。

  じゃあ納屋なのかな(?)とその付近を見てみるのですが、他に母屋らしき建物は何もありません。
  戦後の貧しい時代の遺物が、そのまま放置されていると決めてかかって見ていた家が、今現在も人が生活している家でした。
人が生活しているなんて、とうてい思えないような、本当に小さくて壊れそうな建物なんですよ、そこに実際に生活をしている人がいると知った驚きといったら、まさにカルチャーショックでした。
  戦後60年以上も経った今も、戦後の貧しい時代を伝えるドラマの光景が、今もそのまま農村部には存在していること自体、本当に信じられないことですが、実際にこの目で見た真実の姿です。

  これもNHKの番組で、最近の医療の現状を伝えるものでしたが、大都市の大病院に農村部の患った人達が押し寄せ、おびただしい人の数になります。
病人自らも徹夜して待ち、それでも診察券が手に入る確証は無く、また次の日も徹夜をしなければならないという、医療の現場での有様です。
そして、その治療のために財産をも底をつくという医療費で、生活が困窮するという農村部の家族。
  しかしその一方で、それを上から見下すように、隣には超高級な金持ち専用の病棟が悠々と建っている。

  都市部の大きなマンションと、農村部の小さな壊れそうな家屋、その両方を目にしてきて、その現状が決して絵空事ではなく、今中国が直面している超超格差社会、それが実感としてわかる気がしています。

  今回は少し重いテーマになってしまいましたが、これも中国旅行での光景のひとつとして書いてみました。


《画像は、西安と桂林の農村部の一部です。これはまだいい方の家屋です》
西安近郊
車窓 (1)ブログ.JPG車窓 (6)ブログ.JPG
桂林近郊
車窓 (1)ブログ.JPG車窓 ブログ.JPG


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